この記事ではソフトバンクからahamoへMNP(乗り換え)する手順を解説しています。
基本的な流れから注意点を含めて分かりやすく解説しているので、参考にして頂けると幸いです。
ソフトバンクからahamoへ乗り換える手順は全部で5つ
auからahamoへ乗り換える手順は全部で5つです。
- ahamoへ申し込む前の確認をする
- ソフトバンクからMNP予約番号を取得する
- ahamoへ申し込む
- ahamoへ開通手続きを行う
- ahamoのSIMカードを端末にセットして初期設定をする
手順①:ahamoへ申し込む前の確認をする
まずはソフトバンクからahamoへ乗り換える前に基本的な事前チェックをしておきましょう。
チェック①:ahamoで使える端末のチェックをしておく(持ち込みの場合)
これは現在「ソフトバンクで使っている端末をそのままahamoで使いたい」と考えている方限定となります。
ソフトバンクで購入したPixelシリーズはそのままahamoで使うことができます。
- Google Pixel 3a
- Google Pixel 3a XL
- Google Pixel 4
- Google Pixel 4 XL
- Google Pixel 4a
- Google Pixel 4a (5G)
- Google Pixel 5
- Google Pixel 5a (5G)
- Google Pixel 6
- Google Pixel 6a
- Google Pixel 6 Pro
- Google Pixel 7
- Google Pixel 7 Pro
- Google Pixel 7a
- Google Pixel 8
- Google Pixel 8 Pro
因みにPixel 8aは執筆段階ではまだ記載がありませんが使えます。
実際にPixel 6a以上はソフトバンクで購入しても最初からSIMフリーでの受け渡しになっているので、特に何もする必要はありません。
Pixel 6より以下のをそのままahamoで利用する際には先にSIMロック解除しておきましょう。
また、ソフトバンクで購入した端末代の残金があってもそのまま分割での支払いも可能ですし、一括支払いも可能です。
チェック②:ソフトバンクからahamoへ乗り換えると同時にPixelを購入する場合
最新機種であればPixelはGoogleオンラインストアでも購入が可能ですし、家電量販など比較的どこでも購入が可能です。
自分のポイント付与に有利な販売店で購入しましょう。
また、僕がよく利用する未使用~中古など取り扱うイオシスも個人的にお薦めです。
またahamoでは「Pixel 8a/8/7a」の販売があるので、希望する端末があればahamoへ乗り換えるタイミングでセット購入した方が手間は一度で済みます。
ソフトバクからahamoへ乗り換える場合、「MNPワンストップ方式」を利用できるため、MNP予約番号なしでも手続きできます。
チェック③:dアカウントなど必要な物を準備しておく
ソフトバンクからahamoへの乗り換え自体はとても簡単ですが、ソフトバンクからahamoに乗り換える場合はdアカウントが必要になります。
https://www.docomo.ne.jp/utility/daccount/
また、ソフトバンクのキャリアメールは使えなくなるので、メインでお使いの方は事前にGメールやヤフーメールなどで切替の準備をしておきましょう。
また、引き続きソフトバンクメールを使いたい方は、「メール持ち運び」というオプションサービスがあります。
こちらは、ソフトバンク解約後もソフトバンクメールアドレス(@i.softbank.jp)をスマートフォンなどで継続してご利用いただけるサービスです。
そしてこのサービスはソフトバンクからahamoへ乗り換える場合はプラン変更のタイミングでしか加入できないので必要な方は忘れないようにしましょう。
手順②:ソフトバンクからMNP予約番号を取得する
現在ソフトバンクで使っている電話番号をそのままahamoで利用するには、MNP予約番号を取得しておく必要もあります。
このMNP予約番号は電話・My SoftBank・ソフトバンクショップから、予約番号の取得の手続きができます。
電話で取得する場合は、*5533または0800-100-5533に連絡。
対応時間は午前9時から午後8時までとなります。
My SoftBankから取得する場合は、My SoftBankにログインし、MNP番号取得の手続きを行います。受付時間は0時から24時までですが、20時以降に申し込んだ場合、MNP番号が発行されるのは翌朝9時以降です。
また、ソフトバンクとahamoは2023年5月24日より「MNPワンストップ方式」を導入しています。
「MNPワンストップ方式」に対応していれば、ソフトバンクからahamoに乗り換える際、事前にソフトバンクでMNP予約番号を取得する必要はありません。
※「MNPワンストップ方式」では「My SoftBank」へのログインが必要となります。
手順③:ahamoへ申し込む
準備ができたらそのままahamoへ申込みましょう。
ahamoの大まかな申込みの流れは以下のとおりです↓
- MNP予約番号を発行しておく
- ahamo公式サイトへ
- [SIMのみ]を選択
- 他社から乗り換え(MNP)を選択
- かけ放題オプション有/無の選択
- ※持込みの場合は対象端末の確認
- ※持込みスマホの対象を確認したら[上記内容を確認しました]にチェック
- dアカウントでログイン
- dアカウントログイン後、2段階認証
- MNP予約番号/有効期限/MNPする電話番号の入力
- 本人確認書類のアップロード(eKYC/アップロード)
- 個人情報の入力
- 4桁のネットワーク暗証番号を決める(開通手続き時に使う)
- 受取日時の選択
- クレジットカード情報の入力
- [新規契約にあたっての注意事項]を確認して同意にチェック
- 注文確定で完了
- 申込み完了後に、申込み内容のメールが届く
上記でも触れていますが、ahamoではdアカウントが必要になるので、持っていない方は事前にアカウントを取得しておきましょう。
実際の申込み画像を使った流れは以下の通りです。
(※ahamoの公式サイトがリニューアルすると申込み手順が若干異なることがありますが、基本の流れは同じです。)
▼まずは申込み画面で「SIMのみ・eSIMのみ」を選択します。また、今回は他社からのMNPをベースに解説しているので「他社からの乗り換え」を選択して次へ進みます。
▼ahamoの申込み前に事前確認が行われます。
「MNP予約番号・本人確認書類・支払い時のクレジットカードor口座引落情報」
▼次にデータプランとかけ放題オプションを選択します。
▼ahamoで使うメールアドレスを登録します。
▼MNP予約番号の入力を行い、同時に本人確認を行います。
スマホで直接申し込むeKYCを使えば簡単です。
▼そのまま契約者情報の入力やSIMカードの受取希望日など行います。
▼ahamoで使う4桁のネットワーク暗証番号の設定を行います。
▼そのままahamo利用代金支払いのクレジットカード情報の入力を行います。口座振替も可能です。
▼最後は一通り確認して申し込むを行えば全て完了です。
ahamoは申込み画面がシンプルなので、初めての方でもスムーズに申込みが完了するかと思います。
申し込みが完了すると、申し込み完了メールが届きます。
後はahamoからSIMカードが届くのを待ちましょう。
手順④:ahamoへMNP転入を行う
ahamoからSIMカードが届いたらahamoへMNP転入(開通手続き)を行います。
このMNP転入は「ahamoアプリ」もしくは、「マイページ」で行えますが今回はアプリから行いました。
アプリからの手順は以下のとおり↓
- SIMカード到着
- アプリを起動
- [dアカウントでログイン]
- 登録したメールアドレスの入力で認証コードが送られてくる
- 開通手続き[切替手続きへ]をタップ
- [開通する]をタップ
- 開通手続き完了
※ahamoでは定期的にホームページのリニューアルと共に外観や手順が変更になることがあります。今回の手順は2022年2月時点となります。
SIMカードと一緒に同封されている用紙のQRコードからそのまま進めることが可能です。
また、ahamo公式サイトにも開通手順について専用のページがあるので迷うことはありません。
https://ahamo.com/flow/how-to-start/index.html
また、ahamoの開通手続きが完了した時点で、いままで利用していた携帯会社は自動的に解約となります。
ahamoの開通で困った時の対処法
ahamoの開通には登録したメールアドレスを入力してセキュリティーコードを受け取る必要があります。
ごく稀に「登録したメールアドレスにセキュリティーコードが届かない」というトラブルがあります。
その場合は以下の電話から直接開通することが可能です。
- 一般電話:0120-800-000
- docomoのスマホから:151
- 9:00~18:00
「6」を押してガイダンスにしたがって「オペレーター」と一言だけ伝えれば担当者へ繋がります。
また、開通後はWi-Fiを切ってahamoアプリを開いて4桁のネットワーク暗証番号を入力すればアプリも使えるようになります。
滅多に無いトラブルですが、もしもの時は直接電話対応してもらいましょう。
手順⑤:PixelでahamoのAPN(初期設定)をする
ahamoへ回線が切り替わったら最後に「APN」と呼ばれるネットワーク通信設定を行います。
5分もあれば終わる簡単な作業なのでサクっとやっちゃいましょう。
▼Pixelの電源をオフにした状態で、側面にあるSIMスロットを取り出しahamoのSIMカードをセットします。
(※電源がONの状態でも作業は可能ですが、僕は毎回OFFにして行っています。)
▼ahamoのSIMカードをセットしたら再び電源をオンにすればAPNは完了です。
APNが正常に完了するとアンテナピクト横に「4G」が出現します。
僕の環境下では自動APNでしたが、もし上手く繋がらない時はAPN一覧から右上のメニューから新規でahamoのAPN情報を作成します。
入力する箇所は、「名前」と「APN」の二箇所のみ。
- 名前:任意でOK
- APN:spmode.ne.jp
入力後に保存すればAPN一覧に出現するので、そちらをタップすれば完了です。
以上でahamoでPixelを使う手順は全て完了です。
機種変更時のデータ移行について
Pixelの機種変更時に行うのが「データ移行」ですよね。
中にはahamoに乗り換えるタイミングで新しいPixelを購入する方も多いかと思います。
Pixelに限らず最近のAndroid端末のデータ移行はコピー機能を使った方法が主流です。
ケーブルを使えばバックアップ不要で最短で行えるのがメリットですが、個人的にはGoogleアカウントを使ったバックアップだけはしておきます。
合わせて、Google Pixel公式サイトにもデータ移行手順が細かく紹介されているので、そちらを合わせて参考にして頂ければと思います。
https://guidebooks.google.com/pixel/transfer-your-data/how-to-switch-from-android
ahamoのAPNが完了したけどネットに繋がらない時の対処法
これはahamoに限らず、APNが完了したのにネットに繋がらない主な対処法は以下の4つです。
- 数秒~数十秒待ってみる
- モバイルデータ通信がオフになっていないか確認する
- APN情報に間違いがないかチェックする
- SIMカードに問題がある場合はサポートセンターへ問い合わせてみよう
対処法①:APNが完了したら一度再起動してあげよう
ahamoに限ったことではありませんが、初めてAPNを行うとahamoの電波をキャッチするまでに数秒かかることがあります。長い時は数十秒とかも結構あります。
この場合は、一度端末を再起動するか機内モードをオン→オフするとスムーズにキャッチしてくれます。
因みに僕はいつも初期設定が完了した後は再起動をしちゃいます。
対処法②:モバイルデータ通信がオフになっていないか確かめよう
これも「ネットに繋がらない!」というトラブルで多い原因の1つですが【モバイルデータ】がオフになっていると、強制的にインターネット通信が遮断されます。
「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ>「モバイルデータ」
自分ではタップした覚えがないけど、たまーに何かしらの原因でオフになっていることがあるので、「あれーー?」と思ったらモバイルデータ通信の部分を確認してみてくださいね。
対処法③:APN情報に間違いがないかチェックする
APN情報を手動入力した際によくあるのがスペルミスです。
楽天モバイルは自動APNなので手動は関係ありませんが、もし自動で不具合があった時は手動でも問題ありません。
ahamoの手動APNは入力項目はたったの2つなので、この手のトラブルはほとんどありませんが、「,」と「.」のミスなどあるので手動で行った方はチェックしてみてくださいね。
入力する箇所は、「名前」と「APN」の二箇所のみ。
- 名前:任意でOK
- APN:spmode.ne.jp
入力後に保存すればAPN一覧に出現するので、そちらをタップすれば完了です。
APNは間違っても何回でも削除や新規作成が可能なので心配不要です。
対処法④:SIMカードに原因がある場合はサポートセンターや店舗へ
そもそも、PixelのAPN設定自体はとっても簡単な手順なのでうっかりミスがない限りスムーズに完了します。
ですが、ごくごく稀にSIMカード自体に問題がある場合があります。
この場合は自分でどーすることもできないので、ahamo公式サイトのチャット機能を使ってへ問い合わせてください
まとめ
以上がソフトバンクからahamoへ乗り換える手順でした。
ソフトバンクからahamoへ乗り換える場合は端末の準備の他にdアカウントの作成などが必要になります。
乗り換え自体はとても簡単でネットショッピング感覚で申し込みが可能ですし、開通もアプリから簡単に行えるので初心者の方でも迷うことなく完了します。