この記事ではソフトバンクからLINEMOへMNP(乗り換え)する手順を解説しています。
基本的な流れから注意点を含めて分かりやすく解説しているので、参考にして頂けると幸いです。
Contents
ソフトバンクからLINEMOへ乗り換える手順は全部で5つ
ソフトバンクからLINEMOへ乗り換える手順は全部で5つです。
- LINEMOへ申し込む前の確認をする
- LINEMOへ申し込む
- LINEMOへ開通手続きを行う
- LINEMOのSIMカードを端末にセットして初期設定をする
手順①:LINEMOへ申し込む前の確認をする
まずはソフトバンクからLINEMOへ乗り換える前に基本的な事前チェックをしておきましょう。
チェック①:LINEMOで使える端末のチェックをしておく(持ち込みの場合)
これは現在「ソフトバンクで使っている端末をそのままLINEMOで使いたい」と考えている方限定となります。
LINEMOには公式サイトのページで「この端末はLINEMOで正常に使えるかどうかチェック済みです」と言う動作確認端末一覧ページがあります。
また、auで購入したPixelシリーズの場合、現在LINEMO公式の動作確認端末一覧では以下の通りです。(2024年5月時点)
https://www.linemo.jp/device/support_list/
- Google Pixel 3a
- Google Pixel 3a XL
- Google Pixel 4
- Google Pixel 4 XL
- Google Pixel 4a
- Google Pixel 4a (5G)
- Google Pixel 5
- Google Pixel 5a (5G)
- Google Pixel 6
- Google Pixel 6a
- Google Pixel 6 Pro
- Google Pixel 7
- Google Pixel 7 Pro
- Google Pixel 7a
- Google Pixel 8
- Google Pixel 8 Pro
現時点では全てソフトバンクで発売されたPixelシリーズはLINEMOで使うことが可能です。
因みにPixel 8aは執筆段階ではまだ記載がありませんが使えます。
実際にPixel 7a以上はソフトバンクで購入しても最初からSIMフリーでの受け渡しになっているので、特に何もする必要はありません。
チェック②:ソフトバンクからLINEMOへ乗り換えると同時にPixelを購入する場合
最新機種であればPixelはGoogleオンラインストアでも購入が可能ですし、家電量販など比較的どこでも購入が可能です。
自分のポイント付与に有利な販売店で購入しましょう。
また、僕がよく利用する未使用~中古など取り扱うイオシスも個人的にお薦めです。
チェック③:MNP予約番号の取得は不要
通常ソフトバンクから他社へ乗り換え時にはMNP予約番号という物を発行してもらいます。
ですが、ソフトバンクからLINEMOへ乗り換える場合は「番号移行」という形になるのでMNP予約番号の発行は不要です。
実際に申込みの画面でも「ご利用中の携帯会社」選択で「ソフトバンク」があります。
この時に「my ソフトバンク」のログインIDとパスワードが必要になるので、忘れてしまった方は準備しておきましょうね。
チェック④:ソフトバンクからLINEMOへ引き継げないサービスがある
ソフトバンクからLINEMOへ乗り換えると以下の3つのサービスは使えなくなります。
- キャリアメール
「@softbank.ne.jp」「@i.softbank.jp」など 【同じメールアドレスを利用したい方】
月額330円(税込)/ 年額3,300円(税込)の「メールアドレス持ち運び 」をLINEMO利用開始後にMy SoftBankでお申し込みすると、引き続き利用できます。 - LYPプレミアム 割引の終了や、自動的に解約になります。詳しくは こちらを確認ください。
- 新みんな家族割(旧:みんな家族割+)、おうち割光セットなどの割引 解約日が属する月の前月をもって終了します。
特にキャリアメールは普段から利用している方が多い傾向があるので、今まで通りに使いたい方は「メールアドレス持ち運び」を利用しましょう。
手順③:LINEMOへ申し込む
準備が整ったらLINEMOへ申込みましょう。
申込み流れは以下のとおりです。
今回はPixel端末を事前に用意しているので「SIMのみ+MNP」をベースに解説しています。
- 「今の電話番号をそのまま使用する」を選択
- 利用中の携帯会社を選択(ソフトバンク)
- My SoftBankのIDとパスワードが必要になる
- 注意内容を確認
- 利用するSIMの選択(SIMカード or eSIM)
- 乗り換える電話番号を確認し、プラン選択へ進む
- 通話オプションを選択
- MNP予約番号情報の入力(SoftBank・Y!mobileは不要)
- 本人確認書類の撮影(運転免許証を選択しました)
- 免許証の表面・ナナメ・裏面の3種類を撮影する
- 顔の撮影、顔動画の撮影を行う
- 契約者情報の入力を行う
- 4桁のネットワーク暗証番号を決める
- クレジットカード情報の入力
- 申込み内容確認&重要事項の確認チェック
- 申込み確定で完了
申込み画面もシンプルで基本、流れにそって申込みを進めていくだけなので初めての方でも簡単です。
申込み完了後は審査が行われ、不備がなければ数日後にSIMカードが届きます。
上記でも触れていますがSoftBankやY!mobileからLINEMOへの乗り換えはMNP予約番号不要なので、取得しないでそのまま直接申込みましょう。
SoftBankとY!mobileの場合は、途中で「My SoftBank」「My Y!mobile」へログインするので事前にご自身のログイン情報は確認しておきましょう。
手順④:開通手続きと初期設定を行う
申込みから中2~3日でLINEMOからSIMカードが届きます。
そしたら「開通手続き(MNP転入)」へと進みます。
開通手続きは同封されているスタートブックに電話番号が記載されているので、そちらに電話しましょう。
- 0800-919-3448
- 10:00~19:00
また、その際に「切り替える携帯電話番号」と「申込み時に決めた4桁の暗証番号」が必要になります。
※SoftBank・Y!mobileユーザーはそれぞれで使っている「4桁のネットワーク暗証番号」が必要になります。
手続きは全て音声ガイダンスですが、とっても簡単で2〜3分もあれば完了します。
LINEMO公式サイトでも手順は記載されているので、迷うことはまずありません。
https://www.linemo.jp/process/
以上でSoftBankからLINEMOへの乗り換えは完了です。
また、LINEMOへ電話番号が移ったと同時にauは自動的に解約扱いとなります。
手順⑤:APN(初期設定)をする
最期はPixelでLINEMOのSIMカードが使えるようにする「APN(初期設定)」を行います。
まず、LINEMOの台紙からSIMカードを切り取ります。
LINEMOのSIMカードは「マルチSIM」になっているので、自分で端末に合うサイズにカットします。
Pixelシリーズは全てnanoSIMサイズなので、一番小さいサイズでカットしましょう。
次に、Pixel端末の側面にあるSIMスロットを取り出しSIMカードをセットします。
※端末の電源はONの状態でも行えますが、僕は毎回OFFにしています。
また、PixelではLINEMOのSIMカードを挿すだけでAPNが自動完了しました。
アンテナピクト表示も「LINEMO」です。
もし自動で繋がらない時は手動で新規作成をしちゃいましょう。
手動設定はAPN一覧の右上メニューから「新しいAPN」をタップして新規作成します。
入力する情報は以下の8箇所のみ。その他は未入力でOK。
- 名前:LINEMO
- APN:plus.acs.jp
- ユーザー名:lm(エルエム)
- パスワード:lm(エルエム)
- MCC:440
- MNC:20
- 認証タイプ:CHAP
- APNタイプ:default,supl,hipri
必要項目を入力して保存すると、先程のAPN一覧に作成したAPNが出現するのでそちらをタップすればOK。
Pixel(Android)のAPN手順はLINEMO公式サイトでもイラスト付きで解説してあるので、初心者の方でも迷うことはまずありません。
https://www.linemo.jp/process/apn/android/
以上で、LINEMOの初期設定は全て完了です。
後は個別にマイメニューの初期設定があるので、以下の申込み時に4桁の暗証番号を使ってパスワードを発行して「My Menu」へログインすれば完了です。
LINEMOのAPNが完了したのにネットに繋がらない時の対処法
これはLINEMOに限らず、APNが完了したのにネットに繋がらない主な対処法は以下の4つです。
- 数秒~数十秒待ってみる
- モバイルデータ通信がオフになっていないか確認する
- APNを手動設定した方はスペルミスの可能性も
- SIMカードに問題がある場合はサポートセンターへ問い合わせてみよう
対処法①:APNが完了したら一度再起動してあげよう
一番最初だけ初めてLINEMOのAPNを行うと電波をキャッチするまでに数秒かかることがあります。長い時は数十秒とかも結構あります。
この場合は、一度Pixelを再起動するか機内モードをオン→オフするとスムーズにキャッチしてくれます。
因みに僕はいつも初期設定が完了した後は再起動をしちゃいます。
対処法②:モバイルデータ通信がオフになっていないか確かめよう
結構、多い原因の1つですが【モバイルデータ】がオフになっていると、強制的にインターネット通信が遮断されます。
「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ>「モバイルデータ」
自分ではタップした覚えがないけど、たまーに何かしらの原因でオフになっていることがあるので、「あれーー?」と思ったらモバイルデータ通信の部分を確認してみてくださいね。
対処法③:APNを手動で行った方はスペルミスの可能性もある
LINEMOのAPNを手動で行った場合によくあるミスですが、手動APNはスペルを1文字でも間違うと正常に動きません。
特にAPNの「default,mms,supl,hipri」は長いからスペルミスしやすいから注意しましょう。
対処法④:SIMカードに原因がある場合はサポートセンターへ!
そもそも、LINEMO×PixelのAPN設定自体はとっても簡単な手順なのでうっかりミスがない限りスムーズに完了します。
ですが、ごくごく稀にSIMカード自体に問題がある場合があります。
この場合は自分でどーすることもできないので、LINEMO公式サイトのチャット機能を使ってへ問い合わせてください。
既に使っているPixelをそのままLINEMOで使うならデータは全てそのままだよ!
よく聞かれる質問の1つですが、ソフトバンクで既にPixelを使っていて、そのままLINEMOで使いたい時はSIMカードを挿し換えてAPNを行うだけで完了します。
LINEMOに乗り換えるっていうことは、「今まで使っていたソフトバンクの通信回線がLINEMOに変わるだけ」だからPixelに保存されている写真や電話帳、アプリは全て引き継ぎます。
機種変更の方はデータ移行をしよう
LINEMOへ乗り換えるタイミングでpixelに機種変更する方は旧端末からデータ移行をおこないます。
Android端末のデータ移行は「Googleアカウント」を使った手順が基本ですが、最近はコピー機能を使ったデータ移行が主流となってきました。
最近ではデータ移行のアプリなどもあるので、数年前よりとても簡単仕様になっています。
注意点として挙げるのであれば、端末内のデータは新機種側で「アプリとデータのコピー」で全て移行します。
また、電話帳や写真などの基本はこれでデータ移行が可能ですが、LINEアプリは別途引き継ぎ作業が必要となります。
- LINEアプリのアカウントとパスワードをしっかり確認しておく
- [ホーム]>[設定]>[トーク]>[トーク履歴のバックアップ⋅復元]をタップ
- [Google ドライブにバックアップする]をタップ
- [設定]>[アカウント引き継ぎ]をオンにする
- 準備完了
- LINEアプリを起動でログインをタップ
- 自身の電話番号とパスワードを入力
- SMSを受信>OKをタップ
- 「おかえりなさい○○」という表示されるので「はい、私のアカウントです」をタップ
- トークを復元するので「はい、トーク履歴を復元します」をタップ
- 「トーク履歴を復元」画面で「Googleアカウントを選択」をタップ
- 完了
これが一連の流れになります。
1つ注意ですが、pixelでLINEアプリが使えるようになったら、旧端末側のLINEアプリは使ってはいけません。
スマホアプリ版のLINEは、複数のスマホから同一のアカウントにはログインできない仕様になっています。これはセキュリティを高める目的からですが、「他端末ログイン許可設定」を行っていない状態で旧端末側のLINEを使うと自動で初期化されるので注意しましょう。
⇒ LINEアプリ移行手順解説(公式)
別ウィンドが開きます。
まとめ
以上がソフトバンクからLINEMOへMNPする手順でした。
LINEMOではPixelの販売はありませんので必然的に別途購入してから、LINEMOへSIMのみで申し込む形になります。
もちろん、ソフトバンクで購入してから乗り換えても大丈夫です。
ソフトバンクとLINEMOは同じ通信回線の会社なので、初めてLINEMOを申し込む方でもほとんど心配は要らないかと思います。それくらい簡単です。